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【開催報告】2/7(日)NTT西日本支援事業2020トライアスロンファミリーオンライントレーニング講座シリーズ / 特別講座パラトライアスロン第4回目

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VTOの岸田(滋賀)です。

今回のパラトライアスロン講座はブラインドカテゴリー(PTVI)の白江淑浩さんとガイドの田中相司さんお二人に参加していただきました。選手とガイドの息の合わせ方やレースへの取り組みについて聞かせていただきました。

白江さんは右目を失明されています。左目は少し視力がありますが、見える範囲がかなり限られています。大阪の長居公園で活動する視覚障がい者のマラソンチームに参加しているときにガイドの田中さんからパラトライアスロンに挑戦しないかと声を掛けられ競技を始められました。田中さんは自分でもトライアスロンに出場し、それに加えてガイドとしても活躍しておられます。今日は選手とガイドがどのように意思疎通を図るのか、お二人の心意気とともに聞かせていただきます。

(左)進行役 福嶋パラ近畿B委員長 (右) 白江さん
(中央) 田中さん

スイムはブラインドの選手にとってコースが全くわからないので事前の打合せでコースを理解しておくことが大切です。泳いでいるときはガイドロープの張りで意思疎通を図っているそうです。ガイドの田中さんは最短コースを泳ぐために常にヘッドアップし前を向いて泳いでいます。

バイク、ランは声掛けが重要です。
いかに情報を共有できるかです。田中さんは白江さんの疲れ具合や能力まで考慮しアドバイスするそうです。白江さんはできる限りの情報を得てパフォーマンスを発揮できるようにしています。

今まで参加したレースは横浜大会や宮古島といった国内のレースだけでなくロンドンでのグランドファイナル(エリート選手として出場!)にも参加されています。今後はアイアンマンの完走が目標となっています。

最後に白江さんから、「視覚障がい者でトライアスロンや他のスポーツで表に出る人はごく一部で、ほとんどの方が引きこもりがちなので、もしそのような方がおられたら、何かに挑戦することに背中を押してあげてほしい」とメッセージをいただきました。

田中さんからはガイドになるための資格はあるのかと聞かれることがあるが、「熱い心」が資格だと言っておられました。 素晴らしい選手と熱いガイドのお話を聞くことができました。今後も二人で熱く楽しいトライアスロンを続けていただきたく思います。

今回は、全国各地より39名の方にご参加いただきました。白江さん、田中さん、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

*本講座の事前質問でいただいた「PTVIカテゴリーのクラス分け」について使用した資料を共有いたします。作成にご協力いただいたドクター、ありがとうございます!

今後のスケジュール・お申し込みは講座特設ホームページをごらんください。
https://www.hta.gr.jp/ntt2020/


この特別講座は、メインのオンライン講座とは異なりJTU会員以外の方にもご参加いただけます。障がい者、健常者を含むパラトライアスロンにご興味のあるすべての方を対象としております。

ガイドやハンドラー経験者はもちろん、未経験だけどパラトライアスロンに興味がある方、パラトライアスロンを選手としてやってみたいけどどうしたらよいか分からないという方もご参加いただけます。近畿を問わず全国の皆様ぜひぜひ、ご参加くださいませ!

また、実際にパラトライアスロンを選手としてやってみたい方、ガイドやハンドラーとして選手をサポートしたい方は、下記アドレスからお気軽にお問い合わせください。
https://forms.gle/7BHWRrq8CGWqiw4m6

*この講座の運営は、バーチャル・テクニカル・オフィシャル”VTO”メンバーによって支えられています。VTO活動にご興味のある方はお申し込み時や、問い合わせ画面からお気軽にご連絡ください。ご協力いただける日時をご連絡ください。

#NTT西日本支援事業#後援日本トライアスロン連合(JTU)#協力JTU近畿ブロック強化普及委員会 / パラトライアスロン委員会#主催兵庫県トライアスロン協会(HTA)

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