[開催報告] 9/19(日)グリーンパークトライアスロン in 加西~デュアスロン~大会 直前!講師:西内洋行氏《初心者のためのトライアスロン講座》上級編
2021年9月19日(日)晴天
グリーンパークトライアスロン in 加西~デュアスロン~大会 直前!《初心者のためのトライアスロン講座》上級編を開催しました。
7月に開催した《初心者のためのトライアスロン講座》では、(そのタイトルにも関わらず・・・)上級者のご参加多数でしたが、今回はデュアスロン含めトライアスロンの類は初めて!という方からベテラン選手までバラエティに富む顔ぶれの皆さんが参加してくださいました。
参加者のほぼ全員が今週末に迫ったデュアスロン大会に参加予定ということで、機材・ウエアの準備からテーパリングと具体的なレース準備についての講義からスタートしました。西内さんからの実践的なアドバイスや、大会審判員先導によるコース試走でよりレース当日のイメージが具体化したのではないでしょうか?数々の西内さんアドバイスから幾つかをピックアップしてご紹介します。
レース準備は、大会当日を頭の中でシミュレーションしよう!
デュアスロン(トライアスロン)はとかく準備物が多い競技です。ひとつ忘れても命取り!ということもあります。そこで西内さんは、大会1週間前から頭の中で、会場に到着したところから順にイメージをするんだそうです。持っていくものリストを作ってチェックするのも有効ですが、それよりは余裕をもって1週間ほど前からイメージをし、必要なものは、部屋の片隅などに固めておいて準備をしていくと、足りないもの、必要なものが頭の中ではっきりとわかってくるそうです。前日にバタバタと・・・だと忘れ物もありますよね! ぜひ皆さん、今日からレース会場についた時点からイメージをして、ウエアはどれを着るのか?レースナンバーは付けたか?ゼッケンベルトを使うのか?シューズは?預け荷物とトランジション荷物はどう分けるのか?バイクのチェックは済ませているか?等々、脳内シミュレーションをフルにしてみてください。どのレースでも忘れてはいけないのはレースナンバーですが、特に今回は選手IDとしての役割も果たすので、絶対にお忘れのないようお願いします!
それから、ついついレース前に新調しちゃいたくなるのはグッと我慢。購入したものは次回使っていただくとして、今回の大会では、日頃から使い慣れたもので参加してください、とのこと。特にシューズは絶対にNGだそうですよ。経験豊富な西内さんでもシューズ選びで失敗をされたことがあるとか。
ジャンプ走りとウォーキング走りを使い分けよう!
ランと一言にいっても、アフリカ勢のように頭がポコポコ動くジャンプ走りと日本人に多い頭のブレが少ないウォーキング走りがあります。得意な走り方を採用されるのが勿論良いのですが、速度を出したい時にはジャンプ走り、疲れてきて距離を走りたい時にはウォーキング走りと、組み合わせて戦略的に心肺機能と筋肉の乳酸管理を行うのが西内さんのお薦めです。他にも「自分はバイクが得意だから!とバイクで秒・分単位でタイムを縮めてもランで歩いてしまうのはもったいない!バイクが得意ならばそこで敢て全てを追い込まず、ランでも歩かずに頑張ってください。」とのアドバイスもありました。心当たりがある方、いらっしゃいますか???
ローカルルールはご当地ごとに違う!
当たり前ですが、ローカルルールは大会の開催地ごとの事情にあわせて調整されています。大前提として危険な行為が起きないように、安全なレースが開催されるように、ということを掲げています。ペットボトル禁止、追い越し禁止区間の設定等、それぞれに理由があることを、世界を連戦された西内さんのご体験を通してお話しいただきました。もういちどローカルルールをしっかりと読み返してから大会に臨みましょう。
西内さんの講義終了後には、審判員の先導でコースの試走も行いました。写真をできるだけ多く使って作成したオンライン競技説明会ですが、やはり現地に行ったことがないとイメージが湧きづらいこともあります。試走中はずっと質問だらけ!だったようです。西内さんアドバイスのレースの脳内シミュレーションで?と疑問点が残るところは、しっかりとオンライン競技説明会の動画やPDFを見返して、ひとつずつ解決してくださいね。そして、どうしても不明な点は当日朝審判員にお尋ねください。
バイクスタンドは外さないといけないの?ペットボトルはだめ? 色々な質問がありましたが、バイクスタンドはもしも事故になった場合、他の選手に刺さったり危険なこともあるので禁止なのです。バイク時のペットボトルも基本的に衝撃で落下しやすいのでダメなのです。最近はペットボトルが落ちないボトルケージもあるようですが、公平な視点での審判活動ができなくなるので、加西大会では禁止です。安全第一のため、ご協力をおねがいいたします。
というところで、直前対策講座に参加された皆さんの準備はすでにバッチリですね。
9月26日(日)が爽やかな秋晴れの日となり選手のお一人お一人が大会を満喫できますように主催者一同たくさんのエールを送ります。それでは、選手の皆さんをレース会場でお待ちしております!